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2002年5月20日(月)。最低気温+9.2度、最高気温+21.5度。朝のうち晴。のちに曇り、その後時々冷たい雨。
「カッコウ、カッコウ」と早朝から元気のいい郭公の鳴き声。今年初めて聞く声だ。つられるようにホトトギスもウグイスもヒバリもそれからいろいろな小鳥達も、我も負けじと鳴き交わしている。その合間に「ケンッ、ケーン」とひと声ふた声キジが鳴く。なんとも平和で爽やかでそして賑やかな朝だ。
 今日はルンズ・ファームの大事な記念日。
 昨年の5月20日。半年間の開墾が終わりぶどう垣根用支柱の立ち並ぶ土地に、延ベ200名を越える人々が、幾日もかかって6000本のぶどう苗を植えてくれた。その苗木植えがすべて完了し、「ルンズ・ファーム赤城ぶどう園」がスタートした記念の日だ。
 早いものでもう満一年。毎日毎日畑に追われ無我夢中のうちの月日だった。
 この一年、ぶどうの苗木は若木となり、畑にはたくさんの人々の足跡が残り、善意と情熱と数々の思い出が蓄積されている。
 次の一年はどういう一年になるだろうか。

6月1日(土)。最低気温+12.5度、最高気温+33度。晴れときどきうす曇り。
 朝のNHKラジオで今日から鮎解禁と言っていた。いよいよ6月。このところとても良いお天気が続く、有難いことだ。作業は新畑のアンカー埋めとアンカーワイヤー張り。パワーショベルの調子も良く一日で終了。
 小公子(ぶどうの品種)にたくさんの花芽がついた。ワクワクしながら数えてみると、ナント634個もある。小屋に戻ってノートに記録しようと思い速足で歩きだしたが、こんな簡単な数字なのに(ウレシクテ)何となく忘れてしまいそうな不安を感じる。書くものは何も持ってないし…。考えた末に(326=みにむ)を思い出し、「ムサシ、ムサシ」と唱えて歩くことにした。で、無事ノートに記録されました。

しっかり花芽をつけた二年目の苗木たち。

 夜、寝床の中で、フイにそのことを思い出し、笑ってしまった。いい年したオッサンが、ニヤニヤしながら(きっと、多分…。鏡を見てないから分からないけれど…)「ムサシ、ムサシ」と唱えながら、鼻息荒く畑を駆け上がっている姿を思い起こしたからである。
 こうして赤城の一日は、今日も無事暮れた。

6月9日(日)。最低気温+13.5度、最高気温+30.8度。
 今日も素っ晴らしい晴。この時期には珍しく空気も澄んで、重畳と連なる山岳と丸くて大きな青空がひろがっている。
 しかし、昨夜は凄かった。カミナリが…。小屋の直ぐ上で轟いていた。パァッと昼間のような閃光、と同時にドーンという轟音。小屋全体が揺れる程の凄まじい大轟音だ。
 このところこのパターンが多い。夜降って昼晴れる。畑のぶどうや作業にはとても良いことだけど、休むには勿体ない好天続きで、人間は多少バテ?気味。

6月11日(火)。最低気温+15.5度、最高気温+34.2度。晴れ後すぐにうす曇。
 台風4号が熱帯低気圧になって日本列島南岸を通過とのことで、なる程空が台風の様相だ。風雨に備えてぶどうの補強。数日前から咲き始めたぶどうの花が心配です。

ルンズ・ファーム代表: 永澤 徹

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