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2002年10月9日(水)最低気温+10.5度、 未明は雨、朝方より明るい感じの曇、日中は時々薄日が射す。天気は回復しているようだ。作業は草刈り。今年も十数回やった草刈りだが、さしもの草の勢いも随分鈍ってきて、多分これが最後かな…? 穏やかな畑のその向こうに、今ではすっかり見慣れた榛名山が大きく聳え立つ。ここから浅間山は榛名の陰で見えないけれど、浅間の煙りはよく見える。今朝はその煙りがとてつもなく大きく、形の変化も早く激しい。火山活動が活発化しているのだろうか…と、心配してしまう。 今日は寒露(葉の露も霜となり寒くなるころ)。この頃になると、まわりの空気も何となく秋色っぽく澄んで、雲の間に間に墨絵のように連なる山々の尾根や谷の陰影にも詩情が漂う。そういえば、台風21号の強風の影響もあったのだろうけど、庭の山桜もコブシも楓も、ある朝、すっかり葉を落としてしまった。
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朝晩が涼しくなってくると、一番の楽しみは、何といっても農作業の後の温泉。(ホントはあまり教えたくないのだが…) 赤城村にはとても良い温泉がある。最近はどこに行っても日帰り温泉があるけれど、赤城村のは断然格別。泉質、温度、湧出量、入湯効果など、どれをとっても『村の宝』というより外ない。 村営で、村民は200円、村外の人は300円と町の銭湯より安く入れる。施設はそれほど大きくない。脱衣場はとても狭く、洗い場も5人でいっぱいになってしまう。しかし風呂は屋内に5〜7人くらい入れるものと、屋外つまり露天風呂、これは20人以上がいっぺんに入れる石造りの立派なのがある。 現在住んでいる開拓小屋には風呂がないので毎日こ の温泉に行く。普段は一人だが、ボランティアの方と一緒のときもある。 暑い盛りの温泉ももちろん良いけれど、涼しくなったこの時期は、少し熱めの湯温が丁度良く、心地よく入っていると湯の中に溶けていってしまいそうだ。もう『至福の一刻』としか言い様がない。 またここは情報交換の場でもある。新村民になったばかりの頃、私は黙って湯に浸かっているだけで随分いろんなことを覚えた。村の習慣、農産物の取り引き価格、人脈構成等々。 今ではたくさんの人たちと挨拶を交わし、ぶどうの育ち具合なども聞かれるようになった。数えてみると丸2年ここに通っている。これからもずっとずっとお世話になる、素晴らしくて有難い温泉だ。
ルンズ・ファーム代表: 永澤 徹 |
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