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美しかった錦秋の山野も、最近はずいぶんと茶色がかってきた。この秋ももう終わりである。 このあと霜が降り北風が吹けば、すっかり葉も落ちて、ただ無数に裸木の立ち並ぶ冬枯れの景色に変わるだろう。 ルンズのぶどうもすでに九割程度の葉が落ちた。 あんなにもたくさん茂っていた葉が、いったいいつどこにいったんだろう?と思うほどの早い変わり様である。 葉の衣がなくなって、風にふるえる梢から梢に、雀よりも小さな鳥が、群れをなして遊んでいる。 ついこのあいだまでは見なかった鳥なので、最近渡ってきたのだろう。どこからきたのか知らないが、ずいぶん遠くからきたに違いない。 その数は数十羽もいるが、鳥たちは疲れたふうもなく、梢の間を目まぐるしく遊び飛ぶ。 だれがリーダーなのか、そして不思議なことに意思伝達はどうやって行うのか…皆目わからないけれど、移動のタイミングも方向も、ちゃんと統率がとれていて見惚れてしまう。じつに可愛らしく、楽しい。 鳥たちの動きを双眼鏡で眺めているのだが、とても動きが早く、なかなか捉えきれない。 それにしてもなぜ鳥の動きはああも早いのか。鳥の、一挙手一投足?を見ていると、つくづく感心する。 飛ぶこと跳ねることを別とすれば、鳥の動きの多くの部位は、首から上なのだが、とにかくピッピッピッピと動く。ピィーイイ、ピィーイイといった緩慢な動きはしない。「ゆ〜っくり首をまわしましょう」なんて動作はまるでないのだ。 ![]() |
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これは鳥のエネルギーがものすごいのか、それとも筋肉構造が単純で、ゆっくりとした動きができないのか?などと考えるのだがどうなのだろう。 しかしなにはともあれ、朝早くから元気に飛びまわっている鳥たちを見るのは、ほんとに気持ちがいい。この鳥たちが元気に飛びまわれる環境をずっと残してやらねば…と、つくづく思う。 ・ ・ 2005年もすでに残り一か月をきった。 いま書いているこの通信を、読者の皆様に読んでいただくのは新年号ということになる。 この通信を書きはじめて、この年末が(早いもので)たしか五回目だと思うが、毎年たいへんだ。 掲載されるのが、新年号と銘打っての号だから、不肖ルンズ通信もそれなりの、新年号に相応しい内容にしなければ…と思うのだがそれがなかなか「新年号」にならない。 アタマではわかっているのだが、切りかわらない。電車の線路のポイントのように、ガチャンと切りかわれば楽なのだが…。 しかし2006年はルンズ・ファームにとって、とっておきの年になる。新年まで両の手足を使っても、指折り数えきれないほどの日数を残している今は、新年の実感、気の充実がイマイチだけど、2006年はそういう年にしたい。 一所懸命にぶどうを育て、一所懸命に良いワインを造る。赤城の畑の、ここだけの、オンリーワンのワインを造る。 そして畑に集う人々をはじめ、多くの人々のこころ豊かな日々を、人生を、応援する。これがルンズの願いだ。 ルンズ・ファームは今までたくさんの人々の手によって支えられてきた。これからも、もっともっとたくさんの人々の手によって支えられていくことになるだろう。 どうぞ本年も宜しくお願い申し上げます。 ルンズ・ファーム代表: 永澤 徹 |
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