上毛新聞 2004年 6月9日掲載
ワインの澱で美容液 肌に地球に優しく
漢方無農薬農法/廃棄物を有効活用
ルンズ・ファームは桐生市出身の永澤代表が2001年1月に開いた。規模は7haで、現在12000本のブドウの木がある。昨年の生産実績は500kg、今年は約1tを目標にしている。
同園の栽培の特徴は、ハーブと漢方薬を使った漢方無農薬農法。土壌改良や肥料・栄養分補給に農薬や化学肥料を使わない。
今回の澱を有効活用した美容液の開発は、「廃棄物を出さない」という永澤代表の基本方針から生まれた。
提携先のエヌ・ピー(中村たかお社長)によると、澱を乾燥しパウダー状にして美容液に配合する。沈殿物である澱はポリフェノールなどが凝縮しており、天然保湿因子に似た働きがある。試作品を使ったテストでは、小じわやたるみといった加齢肌に効果が確認されたという。
今月中にも試験商品を完成。100本の限定販売で、9ml入り3150円。来月下旬には本格的に販売を始める。
中村社長は「すべて、ビンテージ物。漢方無農薬で育てた赤ワインの美容効果に期待したい。地元の薬科大とも共同研究を図っていきたい」と話している。
漢方無農薬農法にこだわる永澤代表は「今後は澱だけでなく、剪定の枝も、紙にすいてワインのラベルに張る企画を考えたい」と構想を描いている。
問い合わせは同農園(0279-56-5333)、エヌ・ピー(フリーダイヤル0120-383-107)へ。
同日 同新聞「eワード」 ‘ポリフェノール’
活性酸素を除去
植物が光合成する際にできる色素や苦味の成分。がんなど生活習慣病の発生原因とされる活性酸素を消去する効果があるといわれ、健康ブームで注目が集まっている。フラボノイド系、クロロゲン系など4〜5000種類あり、赤ワインやチョコレートに多く含まれている。茶の糧金、そばのルチンも一種。
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